
ある日海岸に行った時のことだった。
泣き虫で弱くて、自分からは何も出来ない私。
ギルドに入って色んな所を探検して。
そして誰も見たことがないようなお宝を見つける。
そんな夢も霞んで今にも消えてしまいそうな日々だった。
もう、私には探検隊になるなんて無理なんじゃないか。
諦めかけていたそのときだった。
遠浅の海岸にそっと横たわるようにあった赤い光。
すぐに誰かが倒れているのだと直感した。
近くにまで来て、それがヒトカゲだという事が分かった。
いけない、炎ポケモンのヒトカゲがこんな水場で気を失って倒れているなんて、命に関わるわ。
私は急かすように彼女を揺すり起こした。
ゆっくりと開かれていく、碧い瞳。
その色はまるで、この海原を象徴するかのように深く澄み渡っていた。
そう、この出会いが貴方と私の全ての始まりだったの。
「私はリタ。チコリータのリタよ。貴方は誰?」
「私は…ユウ。そう、私の名前はユウよ。」
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